システムエンジニア(SE)がスマホアプリ開発の見積もりを行う際に考えるべきことのまとめ!

スマホアプリ開発の見積もりで必要な項目まとめ

システムエンジニアとして働き始めてから5年くらい経ち、アプリ開発案件をいくつか経験してきましたが、経験上、アプリの開発案件が上手くいくかは最初の「見積もり」で決まるような気がしてきました。

今回は今までの経験からスマホアプリ開発を見積もる際に必要だと思う項目を自分なりにまとめてみたいと思います。

 

1. 開発要件

アプリ開発の見積もりを作成する上で最低限必要になるのか

・どんなアプリを開発するのか?

・どんな機能があるアプリなのか?

というような「開発要件」です。

どんな機能のあるアプリなのかが明確にならないと、アプリを開発するのにどのくらいの工数がかかるのかが見えないので、まずは要件を明確化する必要があります。

関連:アプリ開発プロジェクトが上手くいくかは初期段階でどれだけ仕様を詰められるかで決まる

 

2. 前提条件・見積もり範囲

要件の次に重要なのが、前提条件と見積もり範囲です。

前提条件や見積もり範囲を最初に明確にしておかないと最終的なアプリの完成形が曖昧になるので、

早めに決めておく必要があります。

前提条件の例としては、アプリが動作保証するスマホの対象OSバージョンなどです。

例)「動作保証:Android 5.0以上、iOS10.0以上」

AndroidやiOSは、定期的にOSがバージョンアップしてしまうので、どのOSまでを対象にするかを明確にしないと、先方とのトラブルや予期せぬバグに悩まされてしまうので注意しましょう。

関連:アプリ開発の仕事って納品してもダラダラ続くのが困る

 

3. 工数・単価

 

次に、工数(どのくらいの時間がかかる作業なのか?)と単価(1日あたりどのくらいのコストがかかるか?)を算出します。

アプリの場合、一般的に1人月で単価が4万円程度で作られるのが一般的ですが、

よりプロフェッショナルなデベロッパーさんだと、単価を高く設定しても受注できるようです。

ここらへんは、経験で自ずと定まって来るのかなとおもいます。

アプリの機能によっては、今まで実装したことのない機能だったりする事も多いですが、

そうゆう場合はどうすれば実装できるのか調査を行って、

「おおよそこのくらいの時間をかければできそう」

という見込みを立てます。

ただし、そこで注意しないといけないのが、この「見込み」が最初の想定と大幅に違ってしまう事です。

例えば、10人日くらいでできると思って見積もりを提出した後、開発を進めて行った結果30人日かかる難易度の高い機能だったというようなケースは結構あります。(今まで何度もありました。)

なので、出来るだけ綿密な調査を行い、実際に完成形にもっていくまでのプロセスを明確化する事が重要です。

 

最後に

 

今回は、アプリ開発の見積もりで必要となる項目をまとめました。

アプリ開発プロジェクトを順調に進める為には上記にあげたような内容をしっかりと固める必要がありますが、実際はどうしても抜けや想定のズレが発生してしまいます。

エンジニアとして成長していく為には、「見込み」の精度をあげることと、想定のズレを最小限にしていく事が重要だなと思うので、今後気をつけていきたいと思います。

関連:

スマホアプリ開発の見積もりで必要な項目まとめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です