アプリ開発をしている人だったら意外に思うかもしれませんが、LINEやメルカリなど、大手アプリはまだまだiPhoneXに対応していないアプリが多いらしいです。
まだiPhone Xに最適化されていないアプリたち。LINEにGoogleマップ・メルカリも
iPhoneXの最大の売りとも言える、縦長大画面の視認性を享受するには、アプリがiPhoneXに最適化されている必要があります。そうでないアプリには、上下に黒帯が表示されてしまいます。
筆者が常用するアプリでは、FaceBookやFaceBook Messenger、Twitter、Instagram、スマートニュース、Google Photoが、11月3日発売時からiPhoneXの縦長表示に対応していました。一方、LINEやGoogle Map、メルカリは、記事執筆時点(11月7日午後1時半)でも縦長表示には非対応です。
▲意外にもアップルのライバル、MicrosoftのExcellアプリは早々に縦長表示に対応
▲ビジネスチャットの雄、Slackは最適化されていた
▲ニュースアプリのスマートニュースも最適化されていた。縦長表示はやっぱり見やすい
▲Google Map・Gmailはまだ最適化されていない
▲LINEも最適化されていなかった
iPhoneXで最適化されていないアプリを使っていると、さながらiPhone 5やiPhone 6 / Plus発売直後を思い出します。当時も新しい解像度に対応するアプリが出揃うまでに時間がかかりました。
もちろん動作に支障はないのですが、縦長のほうが視認性が高いのは確か。また、上下に黒帯があると、傍からはiPhoneXだとは気づかれにくく(=iPhone 8と見分けがつきづらい)自慢できないという事情もあるので(違)、iPhoneXユーザーとしては、早めの対応を願うばかりです。
iPhoneX未対応のアプリをiPhoneXで使うと、上下に黒い帯が表示されるらしいです。
黒帯が表示されるなんて、なんだかiPhone5がでたころを思い出しますが、
なぜ大手アプリはまだiPhoneX対応されていないのでしょうか?
考えられる理由をあげてみます。
Contents
iPhoneXに大手アプリが未対応な理由?1.アプリの修正箇所が多い?
iPhoneXでは、今までのiPhoneに比べ、アスペクト比が変わるため、既存アプリのレイアウト修正が必要です。
また、Appleが、セーフエリア内にコンテンツを収めることを推奨していることもあり、アプリの修正が結構多く発生します。
LINEやメルカリなどの大手アプリには、たくさんの機能があるため、アプリの修正箇所が多く、iPhoneX向けの修正やデバッグ、テストに時間がかかっている可能性もあります。
iPhoneXに大手アプリが未対応な理由?2.大手だからまだiPhoneXに対応しなくても競合に勝てる?
LINEやメルカリなどは、ネームバリューがあるため、そんじょそこらのアプリでは太刀打ちできませんよね。
大手アプリがどうせiPhoneX対応を行うならじっくり時間をかけていいものにしてからリリースしようと思っている可能性もありますね。
iPhoneXに大手アプリが未対応な理由?3.iPhoneXの実機テストが遅れているから?
LINEやメルカリでは、カメラ撮影の機能などもあるため、実機で検証しないと、ちゃんと動くか判断できません。
iPhoneX発売前に、開発ツールでiPhoneXのシミュレーターテストはできましたが、センサーやカメラを使うアプリは、iPhoneXの実機でちゃんと動作を確認する必要があるから、iPhoneXの実機テストを今行っている最中の可能性もありますね。
はい。僕の考えた理由はこんな感じです。
まあ大手アプリは他アプリに比べ信頼が厚いため、iPhoneX対応もそれなりの品質を求められそうです。
ついにポケモンGoがiPhoneX対応
【2017.11.22 追記】
iPhoneXが発売されて2週間ほど経ちましたが、ポケモンGoがようやくiPhoneXに対応したようです。
ポケモンGO更新、iPhone Xに最適化。iOS 8サポート終了や最大CPバグ修正など
ポケモンGOがバージョン0.83.1 (iOS 1.53.2)にアップデートしました。主な更新点は iPhone X の画面解像度への対応。バグ修正と起動高速化のほか、このバージョンから iOS 8の iPhone や iPad には非対応になります。
公式の主な更新点は以下
- iPhone Xにおける画面解像度の最適化
- iOS 8 のサポート終了
- エラー時に表示されるバナーが、アプリを再起動するまで消えないバグを修正
- ポケモンのCPを最大限まで強化できなかったバグの修正
- 起動時のロード時間の最適化
- その他、軽微なバグの修正
iPhone X の新しい解像度に対応していないアプリは、上下の黒帯がベゼルと一体化してまるで「オールスクリーン」感のないガッカリ表示になってしまいますが、ポケモンGOは新端末の発売月のうちには対応してきました。
iOS 8のサポート終了では、これまでポケモンGOができていた端末で遊べなくなる状況が発生します。
しかしポケモンGOは以前から動作要件が iPhone 5以降なので、正式にサポートされている機種ならば、今回のアプリ更新後も遊べる iOS 9 にアップデート可能。
iPhoneXを入手してポケモンGoをやって見たら、画面小さくでがっかりした人も少なからずいたでしょうね。
ようやくiPhoneXに最適化されたポケモンGoをできそうです。
この調子でLINEとかも早く対応して欲しいところです。
僕もアプリ開発をしているので、一応iPhoneX対応を行いましたが、iPhoneXの実機が手に入っていない状態だったため、iPhoneXのシミュレーターを使ってiPhoneX対応とテストを行いました。
そして最近ようやく僕の手元にもiPhoneXが届きました。
iPhoneXを使って見て、よかった点や悪かった点をまとめて見たので、よかったらこちらもご覧ください↓
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