iPhone8 Plusのバッテリーが膨張してしまう現象のニュースを以前紹介しましたが、iPhone8 Plus のバッテリーが膨張する問題は、カナダやギリシャなど、複数地域で確認されているようです。
少数ながらiPhone8 Plusのバッテリー膨張問題相次ぐ
現時点ではまだごく少数ではあるものの、iPhone8 Plusのユーザーから、バッテリーの膨張によりディスプレイが浮き上がってしまったという報告が相次いでいます。
カナダとギリシャでもバッテリー膨張問題が発生
米メディアMacRumorsの読者で、カナダ・トロント在住のアンソニー・ウーさんは、10月1日に買ったばかりのiPhone8 Plusを箱から出したものの、ディスプレイが浮き上がっていたため、翌日に返品したと報告しています。MacRumorsは、組み立て工程の途中で圧力がかかり、バッテリーが膨張したのが原因と見ています。
同メディアはまた、ギリシャのApple製品修理ショップiRepairから、よく似た写真を入手したとして公開しています。このケースでは、ユーザーがiPhone8 Plusを箱から出し、夜充電するために電源につないで翌朝見たところ、トップの写真のような状態になっていたとのことです。
ユーザーはApple純正の電源アダプタとLightningケーブルを使用していました。
現時点までに、台湾、日本、香港そして今回の2件と、iPhone8 Plusで現在までに少なくとも5件のバッテリー膨張問題が報告されています。
Appleは現在問題を調査中
最初の2件が報じられた時点でMacRumorsがAppleに問い合わせたところ、Appleからは問題を「認識」しており「原因を調査中」との回答が返ってきました。しかし調査が現在どのような状況にあるのかという説明はなかったとのことです。
iPhoneが日々数万台生産されていることを考えると、5台のiPhone8 Plusのバッテリーで欠陥が見つかったというのはそれほど大きな数字ではないかも知れません。
しかし最終的には生産中止に追い込まれたGalaxy Note 7の例もあるため、Appleは調査を行い、いずれ結果を公開すると思われます。
iPhone8 Plusの バッテリー膨張する現象が、複数の地域で確認されたということは、設計段階で、何らかのバッテリー欠陥がある可能性も残ってます。
iPhoneXの発売を控える今、Appleには早めに原因究明してもらいたいところです。
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