iPhoneをiOS11にした人は、iOS10に戻せなくなるそうです。32bitのアプリをまだ使いたい人は、iOS11へのアップデートはまだしない方が良さそうです。
アップル、iOS 10.33とiOS 11.0への署名発行を停止。復元によるダウングレードが不可能に
アップルは10月5日(現地時間10月4日)、iOS 10.3.3およびiOS 11.0への署名(SHSH)を停止しました。
これにより、iPhoneやiPad、iPod touchなどiOS機器では、iOS 10.33(とiOS 11.0)にダウングレードすることができなくなりました。iOS 11に対応していない32ビットアプリを使うなど、過去の環境を保ちたい人は注意が必要です。iOS機器は、最新のファームウェアに更新したあとも、iTunesの復元機能によって過去のバージョンに巻き戻し、すなわちダウングレードができます。その際に不可欠となるのが、アップルの発行する署名です。
この署名=SHSH(Signature Hash)とは要するに「インストールの許可証」のこと。iTunesがアップルのサーバにアクセスしてSHSHを発行してもらい、SHSHの中に書き込まれた「インストールを許可されたバージョン」と、デバイスにインストールしようとしているバージョンが一致するかをチェック。ここで弾かれれば、インストール(ダウングレード)できません。
iOS 11にアップグレードした機器では、64ビット化していない32bitアプリが動作しなくなります。
さらに一度バージョンアップするとiOS10.33、つまり32bitアプリが使える環境に戻すことは不可能です。いつまでも愛用したい過去アプリがある人は、うっかり更新しないよう気をつけましょう。
Appleが、iOS10にダウングレードできなくしたのは、32bitアプリを一掃したいためなのか?
意図はわかりませんが、32bitアプリはiOS11では動作しないので、32bitアプリをまだ使いたい人は、iOS10の端末を新たに入手するか、iOS10のまま使用するしかなさそうです。
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